憧れって感情はけっこう危ういのかも
憧れ。これってみんなが持っているものだと思う。あのキラキラした職業の人ってかっこいいなというのもそうだし、値札を見ずに銀座で買い物できるような金持ちがうらやましくなるのもそうだし、にこにこと買い物をするファミリーを見て結婚してみたいなと思うのもそう。
こういのって憧れってやつだよね。
僕は小さいころは、大工さんに憧れてたんだっけな。積み木やブロックが好きな子どもで、様々な建物を作ってみては母親に見せていた気がする。工事現場を見ることもの大好きだった。だから、将来は大工さんになりたい〜と割と本心で言っていたんじゃないかな。
でもさあ。幼き頃の僕は、大工さんの仕事の大変さを考えた事もないし、あの業界の給与形態ももちろん知らなかったと思う。ただ、一面だけを見て、大工さんになりたいと言っていたわけだ。(結局の大工さんへの憧れは幼少期だけだったけど)
こういうのってみんなあるんじゃないかなと思うけど、とっても危うい気持ちだと思いませんか。
良い面しか知らずに、ただの憧れとして自分の心の刻まれてしまい、その職業になるために突き進んだとする。そして、努力してその職業に就く事になった。でも、いざやってみると、めちゃくちゃ激務でとてもじゃないけど続けていけない〜ということが起こっても仕方がないよね。
まあ、僕自身がこんな状況なんだよね。激務っていうのは入社試験を受ける前から分かっていたし、自分自身が激務はしたくないことも分かっていたけど、結局は長年の憧れというものに押されてしまい、突き進んでしまった。
あーあ。でも、もしその前に諦めて、今の会社を受けなかったとしても、それはそれで後悔していたかもしれない。受けるだけでも受ければよかったってね。
だから、簡単には言えないけれど、多くの場合憧れって良いものというわけではないのかもしれない。憧れじゃなくて、もっとちゃんと調べたり聞いたりして知った上で、覚悟や決心に昇格させてから目指すべきなのかもね。
だから、かっこいい!羨ましい!という気持ちからくる憧れではなく、自分はこうなるんだという強い覚悟を胸に秘めて生きていこうと思います。