突然死んでからは、後悔もできないね
若くして突然死ぬってどれだけ無念なんだろ... 死について考えてみることはあるけれど、実際にまだ20代後半の自分が突然死ぬ事なんて想像もできない。それに想像したくもない。もっと言うと、まだまだ死にたくない。
こんなことを考えているのも、アイドルグループ、私立恵比寿中学の松野莉奈さんが18歳で突然亡くなったというニュースを聞いたからだ。この方のことは知らなかったのだが、訃報を聞いて涙が出るくらいのショックを受けた。テレビで触れる死としては、電通の高橋まつりさん以来のショックだ。
なんでだろう。知らない人なのに、こんな気持ちになるのは。18歳だからなのか。かわいいからなのか。アイドルだからなのか。恐らく、でっかくて照れくさくなるような夢を一生懸命追いかけている同じ若者として、こういう気持ちになっているような気がする。
この方はアイドルだからニュースになったけれど、無名で若くして亡くなる人なんてけっこうな数いるのだと思う。実際に知り合いでもいるし。それに、内戦の混乱がある国では今も多くの人が亡くなっている。日本でも、大戦中は多くの若者が戦地で死んだ。そういうことを思ったら、この松野さんが特別ではない。でも、若くして死ぬって本当に悲しいことだ。
僕には、やりたいことが無数にある。どんな風な人間になりたいという夢もある。でも、時がくればとか、本当にやるべきなんだとうかとかモジモジと考えてしまい、踏み出せないでもいる。しかし、人はいつ死ぬか分からない。明日死ぬかもしれない。これは、子どもの頃から知っているはずだけど、普通に生活していると頭の片隅に追いやられてしまう事実。いつ死ぬか分からないから、やりたいことはすぐにやらないといけないんだよね。
そういうことを、松野さんの死を受けて再認識することができた。
人生、後悔はしたくない。やりたいことをできないまま、というか挑戦しないまま死んだとしたら、それはとてつもない後悔になりそうだよね。まあ、死んだら後悔も何もないのかもしれないけど。
なんだかとっても青臭いことを書いてて気恥ずかしくなってきた。でもそんな感情も関係ないくらい、松野さんという人の死にはっとさせられた。後悔せぬよう、全力で生きるぞ。だらだら過ぎて行く日々にはおさらばしなくては。