強くはなれなくても豊かに生きる

むっきーのブログ。心身ともにバランスを崩して、いろいろ駄目になりかけちゃいました。これからはもっとしなやかに、もっとしたたかに生きていこうと、考え方を変革中です。心優しい方々、私の成長を見守っていてください(^^)

悪役に徹する

 人生の主人公ってたぶん自分だよね。真の意味で自分目線以外になることはできないし。まあ、めちゃくちゃ心の綺麗な人が他人の気持ちを読むとか、なんかの超能力で守護霊に話を聞いたりはできるとかはできるかもしれないけど、そんなのでもさすがにその人の人生をのっとる事はできない。

 

 ということは、結局自分のままで生きて行く訳しかないんだよなあ。当たり前だけど。

 

 でも、こういうことを考えると分からなくなってくる。映画とか小説とかには、だいたい主人公がいて、さらに仲間と悪役が出てくる。ああいう創作物は、現実では複雑怪奇で到底理解できないようなことがらでもパッと目で分かるくらい簡略化して作られているわけだ。だから、良い奴と悪い奴とがびしっとわかれて存在するんよね。じゃあ自分はどの役なんだと思うわけ。どれなんだ???

 

 しかし、実際の世の中ではそんなに単純には分かれていない。そんな画面の中だけの狭い世界であるはずがない。だから、どんな完全な悪役みたいな奴でも必ず何らかの良い面はもっているはずだし、逆にどんなに良い奴みたいな奴でも悪い面は少なからず持っている。僕という人生物語の主人公である僕にも、いい面も悪い面も必ずあるということだ。

 

 すなわち、僕が他の人から良い人と思われていようが、悪い人と思われていようが特に問題ではない。僕は僕であり、良い奴でも悪い奴でもどちらでもあるんだから。勝手に言っておくれという感じ。僕が他の人を見るときも、勝手な視点で相手のことを良い奴悪い奴と決めてしまっていると考えると申し訳ないけど、まあ僕は神様ではないし仕方がないよね。

 

 さて、じゃあ僕はどうするべきか。とにかく僕は、悪役に徹するべきだなあと思っている。

 

 僕のような自分で物事を決められずに特に頭がキレる訳でもないような人間は、良い人役に徹しても面白みがなくて、社会的価値もあまりないような気がするから。と、いうより、ただの弱いやつみたいになると思うんよな。それに、良い人を演じる方が簡単だから、僕なんかだと無意識にそうしてしまう。その結果、特徴もなく存在感もない人間になってしまう気がする。

 

 だから逆に、悪役に徹したいと思う。もちろんガキ大将とかヤクザとかを演じるとかいう訳ではない。必要なときにものを言い、たまには邪魔と思われるような行動もとり、世の中の大多数の意見に流されないような立場をとるようなもののことを言っている。まあ、悪役というより、お邪魔虫ってやつかな。結局はそういうやつが、もっとも世の中にとっては必要なきもするし、自分のためにもなるような気がするんよなあ。

 

 本心ではもちろん良い奴であるんだよ。でも、ちょっといろいろかき回すやつ。それで、結果的にあプラスになればいいなあと思う。

 

 ここまで中二病満開な文章だけど、まあけっこう大事だと思うんだよねえ。うん、僕はただのイエスマンの良いやつにはならないぞ。あえて、難しい方を選んでみたいから。